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革靴を履いてて足の甲が痛い!その原因と今すぐできる対策や調整テク

革靴を履いてて足の甲が痛いとプライベートでも仕事でも支障をきたしてしまいます。

主な原因が分からないまま我慢して履き続けると、足に負荷がかかっている状態が続き、足の形そのものに悪影響が出たり、炎症が長引くおそれもあります。

多くの場合は履き方のクセやインソールの選び方など、いくつかのポイントを見直すことで根本的な対策まで進めることができます。

本記事では革靴を履いてて足の甲が痛いときの主な原因を整理し、やってはいけないNG行動を避けながら、自分でできる応急処置や日常的な対策、靴の選び方のコツを解説します。

あわせて簡単なセルフチェックで足の形を把握し、自分に合った靴と調整方法を見つけていく流れも紹介します。

無理に我慢して履き続けるのではなく、原因を知り、足にやさしい選び方と対処で仕事中も快適に歩ける状態を目指していきましょう。

本記事の内容

  • 革靴を履いてて足の甲が痛い!その主な原因とは?
  • 今すぐできる足の甲の痛みを軽くする応急処置
  • 足の形別の対策や靴の選び方・調整テク

革靴を履いてて足の甲が痛い!その主な原因とは?

  • サイズ・ワイズが合わず甲だけに負荷がかかっている
  • 足の形と木型が合っていない
  • 紐の締め方・履き方のクセによる甲の圧迫
  • インソールや中底の段差・縫い目が当たっている
  • 疲労・炎症・疾患が隠れているケースもある

サイズ・ワイズが合わず甲だけに負荷がかかっている

革靴で足の甲が痛くなる原因として、サイズやワイズが合っていないことは最も頻度の高い要因の一つです。長さだけで選んでしまい、足幅や甲の高さに対して靴のボリュームが足りないと、甲だけに負荷がかかっている状態になりやすくなります。

甲部分は靴紐やベルトで締め付けがかかりやすい位置です。靴の中に十分な空間がないと、歩くたびに甲が押さえつけられ、皮膚の擦れや圧迫による痛み、場合によっては赤みや腫れにつながります。

さらに、サイズが小さい靴を無理に履き続けると、足の骨格や関節にも負荷がかかり、長期的なトラブルのきっかけになることもあります。

一方で、全体的なサイズが大きすぎる場合も問題が起こりやすくなります。

かかとが浮かないように紐を強く締めることで、結果として甲部分だけが過度に締め付けられ、局所的な痛みを生み出します。このように「大きすぎても小さすぎても甲に負荷が集中する」という点を理解しておくと、自分の足に合ったサイズ選びの必要性が見えてきます。

足長だけでなく足幅や甲の高さを踏まえてサイズ・ワイズを選ぶことが、甲の痛みを避けるうえで欠かせないポイントになります。

足の形と木型が合っていない

同じサイズの革靴でも、靴ごとに履き心地が大きく違うのは、木型と足の形の相性によるところが大きいです。

足の形には、甲高・甲低、幅広・幅狭、親指の長いエジプト型や人差し指の長いギリシャ型など、さまざまなパターンがあります。

一方で、靴の木型もブランドやモデルごとに特徴があり、その組み合わせ次第で甲への圧迫が起きやすくなります。

例えば、甲が高く幅も広い足に対して、細身で甲の低い木型の革靴を選ぶと、見た目はスマートでも履いた瞬間から甲が強く当たり、時間とともに痛みが増していきます。

逆に、甲が低く細身の足にボリュームのある木型の靴を合わせると、紐を強く締めなければフィット感が出ず、その結果として甲部分だけが締め付けられてしまいます。

木型と足の形のミスマッチは、サイズ表だけでは判断しにくく、実際に履いてみて初めてわかることが多いものです。試着の際には、つま先の余り具合だけではなく、甲の上に指を滑らせて圧迫感や当たりを確認したり、立った状態と歩いた状態の両方でフィット感をチェックしたりすることが役に立ちます。

足の形と木型の相性は甲の痛みに直結します。サイズが合っているはずなのに違和感が消えない場合は、木型そのものが自分の足に合っていない可能性を疑うことが大切です。

紐の締め方・履き方のクセによる甲の圧迫

同じ革靴でも紐の締め方や履き方のクセによって、足の甲への負担は大きく変わります。

朝急いでいるときに、かかとを踏んだまま足をねじ込んだり、紐を緩めずに無理に足を押し込んだりする習慣があると、甲部分が歪んだ状態で固定され、圧迫や擦れが起きやすくなります。

また、かかとが抜けるのを防ぎたいあまり、甲の部分だけを強く締めてしまうケースも少なくありません。

このとき、つま先側の紐がほとんど動いておらず、甲の中央から上ばかりにテンションがかかっていると、局所的に食い込んで痛みを引き起こします。

本来は、つま先側から順に均等に紐を締めていき、足全体を包み込むようなフィット感を作ることが理想的です。

履き方のクセは、本人にとっては当たり前の習慣になっているため、自分では気づきにくいものです。靴べらを使わずに履いている、紐をほとんど解かない、履いてから一度も締め直さないといった行動が習慣化している場合は、甲の痛みを悪化させている可能性があります。

したがって、甲の痛みを感じたときは、靴そのものだけでなく、普段の紐の締め方や履き方を見直すことも、改善への近道になります。

インソールや中底の段差・縫い目が当たっている

甲の痛みは、靴の内部構造によっても引き起こされます。特に、インソールや中底に段差や縫い目、硬いパーツがある場合、それが足の甲の裏側や周囲の組織を圧迫し、違和感や痛みにつながることがあります。

市販のインソールを追加した際、厚みが増えたことで足の位置が持ち上がり、結果的に甲が靴の上部に強く当たるようになるケースもあります。クッション性を高めようとしてインソールを重ねすぎると、靴の中の体積が減りすぎて、甲のクリアランスがなくなってしまうのです。

また、インソールの端や縫い目、土踏まずを支えるアーチパッドの位置が足と合っていないと、歩くたびに微妙なズレが生じ、甲周りの筋や腱に負担がかかることがあります。

特に、甲の高い人や足のボリュームが大きい人は、少しの段差や突起でも圧迫を感じやすくなります。

インソールを入れ替えたり、中敷きを追加する場合は、試し履きの際に甲への当たり具合を細かく確認することが欠かせません。違和感がある場合は、インソールの種類を変えたり、専門店でフィッティングを見てもらうなどの対応が望まれます。

このように、インソールや中底の状態も甲の痛みに影響するため、靴内部の環境を整えることも快適な履き心地につながります。

疲労・炎症・疾患が隠れているケースもある

足の甲の痛みは靴やフィッティングだけでなく、足自体の疲労や炎症、さらには疾患が背景にある場合も考えられます。

長時間の立ち仕事や歩行が続いたり、急に運動量が増えたりすると、足の甲にある筋肉や腱、関節に負荷が蓄積し炎症反応が起こることがあります。

特に、骨や関節、腱にダメージがある場合には安静にしても痛みが引きにくく、腫れや熱感を伴うこともあります。

痛みが片足だけに強く出る、押すと鋭い痛みが走る、足の甲が明らかに腫れているといった症状があるときは、無理をせず医療機関に相談することが大切です。

また、糖尿病や血行不良などの持病がある場合、足の感覚が鈍くなっていたり、傷が治りにくくなっていたりすることがあります。その状態で革靴による圧迫や擦れが加わると、知らないうちに症状が悪化してしまう可能性があります。

足の甲の痛みをすべて靴のせいにして放置すると、病気のサインを見逃すことにもつながりかねません。

靴や履き方を見直しても改善しない、痛みが増していく、歩くのがつらいほど痛いといった場合には、早めに専門医や整形外科で診察を受けることが、結果的に足を守ることにつながります。

今すぐできる足の甲の痛みを軽くする応急処置

  • 靴紐の通し方・結び方を変えて圧力を逃がす
  • タンパッドやクッションで甲に当たる部分を保護する
  • インソール・中敷きで荷重バランスを調整する
  • 冷却・ストレッチなど自宅でできるセルフケア
  • それでも痛いときのNG行動と一時的な「履かない」判断

靴紐の通し方・結び方を変えて圧力を逃がす

足の甲の痛みが強くなってきたとき、まず試したい応急処置が靴紐の通し方と結び方の見直しです。紐靴の場合、紐のテンションを変えるだけで、甲への圧力を大きく軽減できることがあります。

甲の中央部分に痛みが集中している場合は、その部分のハトメを一つ飛ばして紐を通し、当たる箇所の上に空間を作る方法があります。これにより、痛みのある部位への直接的な圧迫を避けつつ、足全体のホールド感を維持しやすくなります。また、つま先側から順に紐を軽く締め直し、甲からくるぶしにかけて徐々にテンションを強めていくと、局所的な締め付けを防ぎながらフィット感を調整できます。

さらに、甲の高い人は、ストレートレースやパラレルレースなど、甲の上で紐の交差を減らす通し方に変えることで、圧迫感を和らげる効果が期待できます。

参考動画

反対に、甲が低く靴の中で足が遊びやすい人は、甲部分をややしっかりめに締める一方で、足首に近い部分の紐テンションを調整し、全体のバランスを整えることが役に立ちます。

このように、靴紐の通し方と結び方を工夫することは、道具を用意しなくてもすぐに取り組める応急処置であり、甲の痛みを軽減するための有効な手段の一つです。

タンパッドやクッションで甲に当たる部分を保護する

甲の痛みが特定の一点に集中している場合は、タンパッドやクッション材で保護する方法が有効です。

タンパッドとは、靴のベロ部分に貼り付けて使用する薄いクッションで、甲と靴の間に柔らかい層を作り、圧力を分散させる役割を持ちます。

市販のタンパッドやスポンジシートを使用する際は、靴の内部を清潔にしてから貼り付ける場所を決め、実際に履いてみて当たり具合を確認することが大切です。位置が少しずれるだけでも、クッションの効果が弱まったり、新たな違和感を生んだりする可能性があります。

必要に応じて、薄手と厚手を使い分けたり、左右で厚みを変える工夫も考えられます。

タンパッド・クッションの活用イメージ

状況対応策の例
甲中央の一点が強く当たるタンパッドでベロ全体を厚くする
紐の交差部分が食い込む紐の下に薄いクッションを挟む
右足だけ甲が高く痛みが強い右足のベロに厚めのパッドを貼る

一時的な痛みであれば、テーピングや柔らかいガーゼを甲に当ててから靴を履く方法もありますが、これはあくまで応急処置です。長期的には、靴そのものやフィッティングを見直し、タンパッドやクッションに頼りすぎない状態を目指すことが望まれます。

以上を踏まえると、タンパッドやクッションによる保護は、今ある靴を少しでも快適に履きたいときに役立つサポート手段と考えると良いでしょう。

インソール・中敷きで荷重バランスを調整する

足の甲の痛みは、足裏全体の荷重バランスが崩れていることが影響している場合があります。このようなときには、インソールや中敷きを活用して、足全体への負担のかかり方を調整することが役に立ちます。

甲に痛みが出る背景として、かかとや土踏まずの支えが弱く、前側に体重が偏りすぎているケースが考えられます。インソールでかかと部分のホールドを高めたり、アーチサポートを追加したりすることで、前足部や甲に集中していた負荷を分散させることができます。

ただし、インソールを追加すると靴の中のスペースが狭くなり、かえって甲を圧迫してしまうリスクもあります。

特に甲が高い人は、厚みのあるクッション性インソールを入れすぎると、すぐに頭打ちになりやすいです。そのため、インソールを選ぶ際には、厚さだけでなく素材の硬さや反発性、土踏まずの形状などを慎重に確認する姿勢が求められます。

可能であれば、靴専門店や整形外科靴の取り扱い店舗で、足型計測とフィッティングを行ってもらい、自分の足に合ったタイプのインソールを提案してもらうと、より精度の高い調整が期待できます。

市販のインソールを使う場合も何種類か試して、痛みが軽くなるかどうかを基準に選ぶと良いでしょう。インソールや中敷きは、足の甲だけでなく足全体の負担を整えるための道具として活用でき、正しく使えば痛みの軽減に大きく貢献します。

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冷却・ストレッチなど自宅でできるセルフケア

足の甲に痛みや炎症が起きているときは、靴の調整だけでなく、自宅でできるセルフケアも並行して行うと回復を助けます。

具体的には以下が挙げられます。

  • 冷却
  • ストレッチ
  • 軽いマッサージ

冷却

まず、歩きすぎや立ちっぱなしで足の甲が熱を持っている場合は、アイスパックや冷たいタオルで短時間冷やすことで、炎症を抑える一助になります。冷やしすぎは逆効果になることがあるため、数分おきに様子を見ながら行うことが望まれます。

ストレッチ

足の指をゆっくり曲げ伸ばししたり、タオルを足指でつかむ動作を行ったりして、足の甲から足裏にかけての筋肉と腱をほぐしていきます。ふくらはぎを伸ばすストレッチも、足全体の血行促進につながるため、甲の違和感を和らげやすくなります。

軽いマッサージ

マッサージを行う場合は強く押しすぎず、足の甲から足首にかけて軽くなでるように行うことがポイントです。痛みが鋭い場合や腫れが目立つ場合は、無理に押さず安静を優先する必要があります。

これらのセルフケアは、革靴を履かない時間帯に実践することで、足にとっての回復タイムを確保する役割を果たします。日々の積み重ねが、足の甲の負担軽減につながっていきます。

それでも痛いときのNG行動と一時的な「履かない」判断

甲の痛みが出ているときに避けたいNG行動としてまず挙げられるのが、痛みを我慢して長時間履き続けることです。痛みは体からのサインであり、それを無視して履き続けると炎症や腫れが悪化し、回復までの時間が長引くおそれがあります。

自己流の「伸ばし」や極端な調整は逆効果になりやすい

痛みをごまかすためにきつい箇所を無理に叩いて伸ばしたり、自己流で靴を極端に変形させたりするのも避けるべきです。一時的に楽になったように感じても靴のバランスが崩れ、別の部位に負担が移って新たなトラブルを招く可能性があります。

一時的に革靴を履かない判断で足を休ませる

痛みが強い日や炎症が疑われる場合は、一時的に革靴を履かない判断も必要です。クッション性の高いスニーカーなど、足への負担が少ない靴に切り替えて過ごすことで、回復の機会を確保できます。

仕事の都合で完全に切り替えることが難しい場合でも、通勤時だけスニーカーにするなど、できる範囲で工夫することが足を守ることにつながります。

異常が続くときは早めに専門家へ相談する

さらに、痛みが数日続く、腫れやしびれを伴う、歩行に支障が出るほど強いなど、明らかに異常が続いているときは、放置せず医療機関や専門家への相談を検討することが大切です。

このように、痛みがあるのに無理をすることは、長い目で見るとデメリットが大きくなります。一時的に履かない選択を含め、足の健康を最優先に考える姿勢が求められます。

足の形別の対策や靴の選び方・調整テク

  • 甲高さん向け|甲に余裕を持たせる靴と調整ポイント
  • 甲低さん向け|甲をしっかりホールドするための工夫
  • 幅広・幅狭さん向け|ワイズ選びと失敗しないサイズ確認
  • 扁平足・ハイアーチさん向け|相性の良いインソールと靴
  • 自分の足型を知る!簡単なセルフチェック方法

甲高さん向け|甲に余裕を持たせる靴と調整ポイント

甲高の人は足の高さに対して靴の甲部分のボリュームが足りないと、わずかな差でも強い圧迫を感じやすくなります。そのため、甲に十分な余裕があるデザインを選びつつ、フィット感を保つ工夫が鍵となります。

まず、靴選びでは甲部分の高さがあるラストを採用したモデルや、外羽根式のデザインを優先する方法があります。外羽根式は、内羽根式と比べて紐周りの開きが大きく、甲の高さに応じて調整しやすい特徴があります。

また、同じサイズでもブランドやモデルによって甲のボリュームが異なるため、試着を通じて、自分の甲に対して無理なく締められるかを確認することが大切です。

靴選びで意識したいポイント

  • 外羽根式など、紐まわりが大きく開くデザインを優先する
  • 甲部分にゆとりのあるラスト(木型)のモデルを選ぶ
  • 同じサイズでもブランドごとの「甲の高さの違い」を試着で必ず比較する
  • 立った状態で、甲の上に指を滑らせて「押される感覚」が強すぎないか確認する

調整の面では、甲の部分を強く締めすぎないように意識しつつ、かかとや足首でしっかりホールドすることがポイントになります。靴紐は、つま先から順にやや緩やかにし、足首に近づくほど少し強めに締めることで、甲にかかる負担を軽減しながらフィット感を確保しやすくなります。

紐の締め方・フィッティングの調整ポイント

  • 甲の中央部は「きつすぎない・少し遊びがある」くらいを目安にする
  • つま先側はやや緩め、足首側はややタイトにしてホールド感を作る
  • 痛む位置のハトメを一段飛ばして紐を通し、当たる箇所に空間を作る
  • 履くたびに、立った状態で一度紐を締め直し、その日の足の状態に合わせる

また、甲に当たる部分に薄いタンパッドや柔らかいクッション材を用いることで、圧力を分散させ、当たりを和らげる方法も有効です。ただし、厚みのあるインソールを追加すると、かえって甲のクリアランスが減ってしまうことがあるため、インソールの厚さや素材には注意が必要です。

クッション材・インソール使用時の注意点

  • タンパッドは「薄め」から試し、当たりが和らぐ位置を微調整する
  • 厚みのあるインソールを足しすぎると、甲がさらに押し上げられるため注意する
  • クッションを入れたら、必ず立って数分歩き、甲の圧迫感や痛みの有無を確認する
  • 違和感が続く場合は、自己判断で重ねるのではなく専門店で相談する

以上のように、甲高の人にとっては、靴の選び方と紐の締め方、部分的なクッション調整の組み合わせが快適さを左右します。甲に余裕を持たせつつ、全体のフィット感を整えることがポイントになります。

甲低さん向け|甲をしっかりホールドするための工夫

甲が低い人は、一見すると甲の痛みとは無縁に思えるかもしれませんが、実際には靴の中で足が前滑りしやすく、それを防ぐために紐を強く締めることで、別の部位に負担が集中する場合があります。そのため、甲をしっかりホールドしつつ、過度な締め付けを避ける工夫が必要になります。

靴選びで意識したいポイント

靴選びでは甲部分が極端に高すぎず、足に沿うようなラストを採用したモデルが好ましいです。甲低の足に対して甲のボリュームがありすぎる靴を選ぶと、どうしても紐を強く締めて固定したくなり、その結果として甲や足首に余計な負荷がかかります。

  • 甲部分がフラットで足に沿いやすい木型の靴を選ぶ
  • 甲まわりを包み込みやすい内羽根式のデザインも積極的に試してみる
  • 座った状態だけでなく立ったときのフィット感も必ず確認する
  • 甲の上に大きな隙間ができていないか、横から見てチェックする

外羽根式の靴でも、モデルによっては甲をしっかりホールドしやすいものがあります。複数のデザインを履き比べながら、自分の足型に合うパターンを見つけていくことが大切です。

インソールで隙間を埋める調整ポイント

調整の面では、薄手のインソールやハーフインソールを追加し、足の位置を少し高くすることで、甲と靴の間の隙間を減らす方法があります。これにより、紐を必要以上に強く締めなくてもフィット感を得やすくなり、足全体の安定性が増します。

  • 厚みは「薄め」から試し、少しずつ調整する
  • つま先側だけを持ち上げるハーフインソールで前滑りを抑える
  • インソールを入れた状態で、甲とベロの密着具合や圧迫感を確認する
  • 長時間歩く前に、短時間の着用テストで違和感が出ないか試す

インソールを入れすぎると、今度はつま先や足幅が窮屈になることもあるため、足全体のバランスを見ながら微調整することがポイントになります。

紐の締め方でホールド感を整えるコツ

紐の締め方としてはつま先側をややしっかりめに締めつつ、甲から足首にかけて均等にテンションをかけることがポイントです。特定の一箇所だけ極端に強く締めると、そこに負荷が偏って痛みの原因になりかねません。

  • つま先側から順番に紐を引き上げ、たるみを丁寧に取り除く
  • 甲の部分は「しっかりフィットするが指一本入る程度」の感覚を目安にする
  • かかとが浮きやすい場合は足首近くの二つのハトメだけ少し強めに締める
  • 歩いてみて前滑りを感じたら、一度紐を解き直し、その場で微調整する

このように、甲低の人は「隙間を埋めながら自然にホールドする」工夫を取り入れることで、前滑りや不安定さを防ぎ、結果として甲や他の部位の負担を減らすことができます。

幅広・幅狭さん向け|ワイズ選びと失敗しないサイズ確認

足幅の広さや狭さも、足の甲の痛みと密接に関わっています。幅広の人が標準的なワイズの靴を履くと、足全体が圧迫され、特に甲の周辺に締め付けが集中しやすくなります。一方、幅狭の人は靴の中で足が横に動きやすくなり、それを防ぐために紐を強く締めることで、結果として甲に負荷をかけてしまうことがあります。

幅広・幅狭とワイズ選びのイメージ

幅広・幅狭の特徴と、起こりやすいトラブルを整理すると、ワイズ選びの方向性が見えやすくなります。

足のタイプ起こりやすいトラブルワイズ選びのポイント
幅広甲や小指側の圧迫、靴擦れ広めのワイズ展開があるブランドを選ぶ
幅狭靴の中で足が遊ぶ、前滑り細身ラストのモデルや細いワイズを優先して検討

自分の足がどちら寄りなのかを把握しておくと、店頭での試着やサイズ相談がスムーズになり、ミスマッチを避けやすくなります。

幅広さんの靴選びと調整ポイント

幅広の人はまず「サイズを上げて幅を稼ぐ」選び方を避けることが大切です。単にサイズアップすると、つま先に余りが出てしまい、歩くたびに足が前後に動き、かえって不安定になってしまいます。その結果、甲やかかとへの負担が増え、痛みや靴擦れにつながりやすくなります。

そのため、次のようなポイントを意識して靴を選ぶと良いでしょう。

  • ワイズ展開が豊富なブランドや、幅広設計のシリーズを優先して試す
  • 足幅が靴のサイドラインから大きくはみ出していないかを必ず確認する
  • 立った状態で甲から小指側にかけての圧迫感が強くないかチェックする
  • 長さは適正サイズのまま、ワイズで幅を合わせる意識を持つ

調整が必要な場合でも、サイズアップではなく、ワイズの違いや木型の違うモデルを履き比べることが基本になります。そのうえで、必要に応じて前足部の負担を軽くするインソールや、柔らかめの素材を採用したモデルを検討するのが現実的な対策です。

幅狭さんの靴選びと調整ポイント

幅狭の人は靴の中で足が横に動きやすく、その不安定さを抑えようとして紐を強く締めがちです。その結果、甲や足首の一部だけが強く圧迫され、痛みや疲労につながることがあります。

このタイプの人は、次のような点を意識して靴を選ぶとフィットしやすくなります。

  • 細身ラストのモデルや、細いワイズを用意しているブランドを優先する
  • かかとから土踏まずにかけて「しっかり掴まれている」感覚があるかを確認する
  • 甲の上に大きな隙間ができていないか、横から見てチェックする

それでも内部に余裕を感じる場合は、インソールや中敷きでボリュームを調整します。特に、つま先側だけに薄いハーフインソールを入れると、前滑りを抑えられ、紐を極端に強く締めなくても安定しやすくなります。

紐の締め方では、足全体を包み込むように均等なテンションを意識することが大切です。一箇所だけを強く締めるのではなく、つま先から足首にかけて段階的に締めていくことで、局所的な食い込みを防ぐことができます。

失敗しないサイズ確認のチェックポイント

幅広・幅狭のどちらの場合でも、最終的なサイズ確認を丁寧に行うことが、甲の痛みを防ぐうえで欠かせません。試着の際は、座ったままではなく、立って体重をかけた状態でチェックすることが重要です。

サイズ確認のときは、次の点を意識すると判断しやすくなります。

  • 両足にしっかり体重を乗せた状態で足幅が靴のラインから極端にはみ出していないか
  • 甲の部分に不自然なシワや突っ張りが出ていないか
  • つま先に適度な余裕がありつつ、前後左右に過度な遊びがないか
  • 数分歩いてみて、甲や小指側に痛みや圧迫感が強く出ないか

これらを踏まえて、幅広・幅狭それぞれの特徴を理解し、ワイズ選びとサイズ確認を丁寧に行うことで、足の甲の痛みを未然に防ぎ、快適に革靴を履き続けるための土台を整えることができます。

扁平足・ハイアーチさん向け|相性の良いインソールと靴

扁平足やハイアーチなど、土踏まずの形状に特徴がある足では、足の甲への負担のかかり方も独特になります。扁平足は土踏まずが低く、足裏全体が床に近い状態になるため、歩行時の衝撃が分散されにくく、足の甲や足首に負担がかかりやすくなります。一方、ハイアーチは土踏まずが高く、接地面が少ない分、特定の部位に圧力が集中しやすい傾向があります。

扁平足さんに合うインソール選びのポイント

扁平足の人は、土踏まずをしっかり支えることで、足全体のバランスを整えやすくなります。そのため、アーチサポート付きのインソールは有力な選択肢になります。

  • 土踏まずのラインをなだらかに支えるアーチサポート付きインソールを選ぶ
  • いきなり高いアーチではなく「やや低め〜中程度」から試して慣らしていく
  • 立った状態で土踏まずの下に「押される感覚」が強すぎないか確認する
  • 歩行中に痛みや違和感が出る場合は、無理に使い続けず高さや硬さを見直す

土踏まずを適切に支えられると、足裏全体で衝撃を受け止めやすくなり、結果として足の甲や足首周りへの負担も分散されます。ただし、アーチサポートが強すぎるインソールを急に使うと、足裏や甲の筋肉がびっくりしてしまい、かえって痛みが出ることもあるため、徐々に慣らしていく意識が大切です。

ハイアーチさんのインソール・靴選びのコツ

ハイアーチの人は、土踏まずが高く接地面が少ないため、足裏の一部や甲に近い部位に衝撃が集中しやすくなります。そのため、クッション性とフィット感のバランスが取れたインソールと靴の組み合わせがポイントになります。

  • クッション性の高いインソールで、接地時の衝撃をやわらげる
  • 甲部分に適度な余裕がある革靴を選び、圧迫と緩さの両方を避ける
  • 土踏まずを「持ち上げすぎない」アーチサポートで、無理のない支え方を意識する
  • かかとと土踏まずがしっかり収まり、前足部が窮屈にならないか確認する

ハイアーチの場合、クッションが薄い靴や硬いソールの靴を長時間履いていると、甲の周辺や足の甲に近い筋や腱が疲労しやすくなります。インソールで衝撃を和らげつつ、靴そのものの反発性やしなりやすさもチェックし、長く歩いても負担が偏りにくい組み合わせを探していくことが大切です。

扁平足・ハイアーチ共通の注意点と専門家への相談の目安

扁平足・ハイアーチのどちらの場合も、一般的な靴選びに加えて、自分の足型に合ったインソールや靴を意識することで、足の甲の痛みや疲労感の軽減が期待できます。その一方で、自己判断だけでインソールや靴を次々に試すと、かえってバランスを崩してしまうこともあります。

  • インソールを変えた直後は、短時間の使用から始めて痛みや違和感をチェックする
  • 数日〜数週間使っても痛みが強まる場合は、そのインソールや靴は無理に使わない
  • 甲の痛みが長期間続く、腫れやしびれを伴う、歩行に支障が出る場合は、医療機関の受診を検討する
  • 足病専門医や整形外科、フットケアに詳しい専門店で足型計測を行い、具体的なアドバイスを受ける

このように、インソールと靴の組み合わせを工夫しつつ、必要に応じて専門家の意見も取り入れることで、扁平足やハイアーチならではの負担を軽減し、足の甲を含めた全体のコンディションを整えていくことができます。

自分の足型を知る!簡単なセルフチェック方法

足の甲の痛みを根本から見直すには、自分の足型を正しく知ることが出発点になります。専門店での計測が理想的ですが、自宅でも簡単なセルフチェックを行うことで、足の特徴を大まかに把握することができます。

自宅でできる足型セルフチェックまとめ

チェック項目やり方の手順見方・ポイント
足長(足の長さ)紙に足を乗せ輪郭をなぞり、つま先からかかとまでを定規で測る右足・左足で長さに差があるか確認し、大きい方の足を基準に靴サイズを検討する
足幅(足の横幅)同じ輪郭で、一番幅の広い部分(親指付け根〜小指付け根付近)を測る幅が広めか細めかを把握し、ワイズ選びや幅広・細身ラストのモデル選択の参考にする
左右差のチェック両足それぞれの足長・足幅を測り、数値を比べる片足だけ明らかに大きい場合、その足側に甲の痛みが出やすい可能性があることを意識する
甲の高さ足の甲の一番高い位置にメジャーを回し、周径を測る数値そのものより、左右差の有無や、一般的なサイズ感より明らかに大きい・小さい傾向がないかを見る
扁平足・ハイアーチ足裏を軽く濡らして紙の上に立ち、濡れた足跡の形を確認する土踏まずがほぼ全部写るなら扁平足傾向、細いライン状ならハイアーチ傾向として靴とインソール選びに活かす

このようなセルフチェックを通じて、自分の足の形や特徴を把握しておくことで、靴売り場や専門店で相談するときに、より具体的な説明がしやすくなります。結果として、足に合う靴を選びやすくなり、甲の痛みを未然に防ぐ助けになります。

革靴の足の甲が痛い!という悩みのまとめ

本記事のポイント

  • 革靴を履いてて足の甲が痛いときはサイズとワイズの過不足をまず疑う
  • 甲だけに負荷がかかっている感覚がある場合は靴の木型と足の形のミスマッチも考える
  • 紐を強く締めすぎる履き方のクセは甲の局所的な圧迫につながるため見直しが必要
  • インソールや中底の段差や縫い目が当たっていないか靴の内部環境も確認する
  • 長引く痛みや腫れやしびれを伴う場合は炎症や疾患が隠れている可能性を意識する
  • 靴紐の通し方と結び方を工夫して痛みのある部分から圧力を逃がす方法を試してみる
  • タンパッドやクッション材で甲に当たる部分を保護し圧力を分散させる
  • インソールや中敷きで荷重バランスを整え足全体の負担を軽減する
  • 冷却やストレッチなど自宅でできるセルフケアで甲周りの疲労回復を促す
  • 痛みを我慢して履き続けることや自己流の極端な靴の改造はNG行動として避ける
  • 甲高の人は外羽根式など甲に余裕を持たせやすいデザインを優先して選ぶ
  • 甲低の人は隙間を埋めるインソールと均一な紐締めで自然なホールド感を目指す
  • 幅広や幅狭の足にはワイズ展開やラストの特徴を踏まえた靴選びが欠かせない
  • 扁平足やハイアーチでは相性の良いインソールと靴を組み合わせ足全体の負担を調整する
  • 足長や足幅や甲の高さをセルフチェックして自分の足型を把握し専門家にも相談しやすくする

-革靴の悩み・トラブル解決